2025年のゴールデンウィークは、高速道路の「ETC休日割引」が適用されないことをご存じでしょうか?
例年、土日祝の高速利用で割引される制度ですが、2025年度から国交省の方針により大型連休中は休日割引の対象外となる日が明確に定められました。
GWに車で帰省や旅行を計画している方、日常的に高速を利用するドライバーや物流関係者にとって、これは費用にも影響する重要なポイントです。
本記事では、2025年GW期間中のETC割引の適用日と除外日、割引が受けられる時間帯や制度の基本について、わかりやすく解説します。
ETC割引制度の基本ルールをおさらい
ETCを利用することで、高速道路の通行料金が割引される制度は複数あります。そのうち、ゴールデンウィーク期間中に特に影響するのが以下の2つです。
■ 休日割引(地方部)
対象:土日祝日の利用/軽・普通車限定(ETC使用必須)
割引率:通行料金が30%オフ
適用区間:NEXCO各社の地方部高速道路
■ 深夜割引(全国)
対象:全車種/毎日午前0時~4時に通行開始または終了
割引率:通行料金が30%オフ
適用区間:全国のNEXCO高速道路
🚧注意点:どちらの割引も「ETCカード挿入」「ETCレーン通過」が必須です。
2025年GW ETC割引カレンダー【割引される日・されない日】
国土交通省の方針により、2025年のGW期間中は休日割引が適用されません。これは「渋滞を緩和するための混雑対策」の一環とされています。
▼ETC休日割引【適用除外】期間
対象期間:2025年4月26日(土)〜5月6日(火・祝)
この期間は、土日祝を含めて一律「休日割引なし」になります。
日付 | 曜日 | 割引適用状況 |
4/26 | 土 | 割引なし |
4/27 | 日 | 割引なし |
4/28 | 月 | 割引なし |
4/29 | 火 | 割引なし |
4/30 | 水 | 割引なし |
5/1 | 木 | 割引なし |
5/2 | 金 | 割引なし |
5/3 | 土 | 割引なし |
5/4 | 日 | 割引なし |
5/5 | 月 | 割引なし |
5/6 | 火 | 割引なし |
深夜割引(0〜4時)はGW期間中も通常通り適用されます。
深夜割引を活用する具体的な移動戦略
休日割引が使えない以上、実質的に唯一の割引手段となるのが「深夜割引」です。
以下のように、出発時間やルートを少し工夫するだけで、コストを抑えることが可能になります。
▼深夜割引の基本ルール
適用時間:午前0時~4時に高速道路を通行開始 or 終了
割引率:30%オフ(全車種対象)
高速への乗り方で「割引判定の基準時間」が変わる点に注意。
▼こんな使い方が有効
家族旅行なら前日の夜出発で深夜帯に突入→割引適用&渋滞回避
トラックドライバーは深夜便中心の配車でコスト削減と納品効率化を両立
⏰【例】5月3日 午前3:30に高速入口を通過 → 深夜割引適用/午前5:00に通過 → 割引なし
ETC割引に関する注意点&誤解しやすいポイント
割引制度を活用するうえでの落とし穴や勘違いしやすい点についても、しっかり押さえておきましょう。
▼よくある誤解・注意点
「日付ではなく時間帯が判定基準」
→ 0~4時に入る or 出ることで深夜割引適用。
「ETCカード未挿入」だと割引は一切受けられない
→ 通常料金がそのまま請求される。
「ETCレーン以外の通行」も割引対象外
→ 一般レーンや有人ゲート通過時はNG。
「割引が自動で適用されないケース」も
→ 首都高などの一部都市高速では、別の料金体系。
走行後に「ETC利用履歴」をチェックして、割引が正しく反映されているか確認を。
まとめ|「休日割引なし」でも対策次第で節約は可能
2025年のGWは、これまでと異なり「休日割引がない」特別な期間となります。
とはいえ、深夜割引を上手に活用すれば30%の節約はまだ可能ですし、出発時間の工夫だけで渋滞も避けられます。
ドライバーも配送業者も、「とにかく早く出る」「0〜4時に通行する」――これが今年のGWの高速攻略法です。
あらかじめ割引除外日と仕組みを把握して、損しない移動計画を立てましょう。
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