コンセプト2030解説書、JILS

コンセプト2030解説書、JILS

日本ロジスティクスシステム協会(JILS/遠藤信博会長)は、1月に公表した「ロジスティクスコンセプト2030」の解説書を作成しこのほど公表した。
「ロジスティクスコンセプト2030」では営業用貨物自動車の需給予測で「需要量に対する供給量不足が増大する傾向が続く」とし、2020年で4・6億㌧(需要量の15%相当)、25年で8・5億㌧(同27・2%)、30年で11・4億㌧(同35・9%)が運べなくなると予測。「現状の輸送環境を放置すると、2030年には多額の製造コストや広告宣伝費をかけた商品の3割の売上が立たなくなる状況が予想される」とし、こうした物流危機を避けるため10年後に向けたあるべき方向を示している。
新たに作成した解説書では、同コンセプトを提唱する動機となった日本の現在の物流課題と時代背景に始まり、2030年のロジスティクスのあるべき姿とその社会実装、そのための7つの提言のポイントを解説している。  
遠藤会長とコンセプト策定にあたった西成活裕東京大学先端科学技術研究センター教授の対談、ロジスティクス総合調査委員会委員の稲村俊武氏(朝日新聞社)、行本顕氏(三菱鉛筆)、同調査委員会事務局の北條英氏(JILS)の鼎談を掲載し、コンセプトの内容をより分かりやすく紹介している

提供元:日本流通新聞×foredge

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