オートロックマンション実証、ヤマト運輸 デジタルキー活用で置き配

オートロックマンション実証、ヤマト運輸  デジタルキー活用で置き配

ヤマト運輸(栗栖利蔵社長)は、EC利用顧客の受け取りの利便性向上へ、オートロックマンション居住者に安心な自宅前などの置き配を提供する、デジタルキー活用の新機能を「EAZY」に追加する。
  複数社のデジタルキーを一つのシステム上で管理し、より多くのマンションの居住者が利用できるよう、今後デジタルキーを開発するパートナーと連携し、各地で実用実験を行う。
オートロックマンションの受け取りでは、置き配を希望しても、宅配BОXの数が限られる、本人不在でオートロックが解錠できずに届けられないといった課題がある。居住者以外にも安易にマンション内に入ることへの不安の声も多くあり、これらを社会課題と捉え、行政やパートナーと解決に向け取り組んできた。
複数社のデジタルキーを同時に管理できるマルチデジタルキープラットフォームを開発、配達情報と連動したデジタルキーによるオートロックの解錠が可能なセキュリティの高い新機能を「EAZY」に追加する。 
配達するEAZYCREWが持つ専用アプリに、エントランスのオートロック解錠に必要なワンタイムパスワードが発行される。それぞれの配達情報ごとにオートロック解錠に必要なワンタイムパスワードが発行され高いセキュリティを実現する。
今月上旬から東京都内で複数のデジタルキーを対象に実験を開始、今年度中に全国約1万棟の展開を目指す。また、自宅に設置する宅配BОXなどのデジタルキー化にも対応するため、パートナーとのさらなる連携を図る。
●ヤフオクとペイペイフリマでEAZY提供
ヤマト運輸は、ヤフーのネットオークションサービス「ヤフオク!」とフリマアプリ「PayPayフリマ」の配送サービス(ヤフネコ!パック)に、置き配など多様な受け取りニーズに応える「EAZY」による提供を順次開始する。「ヤフオク!」は2月24日から始めており、「PayPayフリマ」は1日から開始する。
提供元:日本流通新聞×foredge

日本流通新聞 共同物流コンテンツ トラックマンジョブ