現場最適化ソリューション提供、パナソニック
パナソニックは、ＳａａＳ型業務アプリケーション群「現場最適化ソリューション」を発表した。製造、物流、流通のサプライチェーン領域の課題解決や分析にかかる時間や行程を削減すると同時に、ＡＩが半自動で最適化をアシストし現場の業務をさらに効率化する。
総合的に可視化
課題を抱える顧客向けに開発した。シフト作成、入庫や仕分け、ピッキング、在庫管理や品出し等各工程の業務効率化を支援する。各々アプリケーションの組み合わせで最終的にはサプライチェーン現場のエンドトゥーエンドの工程を総合的に可視化、最適化する。
各現場に存在する多くの課題をネットワークカメラなどのエッジデバイスを通じてタイムリーに可視化し、コンサルタントが分析、業務プロセスの標準・基準値を決める。標準値に比べて長い作業時間、工数、滞留時間などのムダを割り出し、ギャップを取り除いた上でＡＩがアシストする新たな計画に基づき最適な業務プロセスを実行する。
例えば流通の現場では１カ月のシフトの作成を熟練した人間が数十時間かけて行っていたものを、シフト最適化アプリにより作成にかかる時間を70％削減する。
物流現場では輸配送最適化アプリで荷量の予測を立て荷量と荷物の届く日時を把握、情報をシフト最適化アプリに共有し、庫内作業や荷物の積み込み作業に必要な人のシフト計画を立てる。さらに輸配送最適化アプリで最適ルートをアシストし、運行実績を配送見える化アプリケーションで自動取得、輸配送オペレーションを進化させる。
物流関係では最適化アプリ群のうち輸配送最適化は利用可能、シフト最適化、庫内最適化も年度内の提供を目指す。可視化アプリ群のうち動線分析、配送見える化は利用可能、ＡＩ画像処理作業可視化、在庫可視化は来年度内の提供開始を予定する。
料金は月額利用料として、登録人数、拠点数、カメラ台数、ライセンス数に応じた価格テーブルを用意し、顧客の要望に合わせて提示する。ほか詳細は同社「現場最適化ソリューション」のウェブサイトに掲載している。
提供元：日本流通新聞×foredge
