岩手・矢巾町に東北最大級、プロロジス

岩手・矢巾町に東北最大級、プロロジス

プロロジス(山田御酒社長)は、 岩手県 矢巾町にマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク盛岡」の開発を決定したと発表した。岩手県内での開発は初めて。敷地面積約7万4000平方㍍、地上3階建て延床面積約10万平方㍍の計画で東北エリア最大規模の物流施設となる。

延床10万㎡来春着工

着工は2022年春、竣工は23年冬を予定。東北縦貫自動車道盛岡南ICから約4・7㌔㍍、県道 13号から約 1・5㌔㍍と至近。盛岡市を中心とする消費地にアクセスしやすく、 3時間以内で仙台、本州最北まで到達可能。東北3県の物流ハブである「岩手流通センター」に隣接する。
  プロロジスは東北エリアにおいてこれまで仙台市場を中心に物流施設を開発してきたが、災害への備えやトラックドライバーの時間外労働の上限規制が厳格化する「2024年問題」への対応として拠点分散化の動きにあること、また北東北への中継地点として開発地予定地周辺へのニーズが伸長するとみて進出を決めた。
  日用雑貨、食品を中心とする複数の企業から引き合いを受けており引き続き入居企業を募集する。
  施設面では上り下り専用のスロープを設け、 各階のトラックバースに 45フィートコンテナセミトレーラーがアクセス可能な仕様とする。 ワンフロア最大の賃貸面積は 約1万9000平方㍍、最小面積は約5000平方㍍から。区画毎に片面・両面バース、高床式、低床式を組み合わせた仕様とし、入居カスタマーの多様なオペレーションのニーズに応える。
  防災、 BCP(事業継続計画)の観点から緊急地震速報システム、衛星電話、非常用発電機などを備える予定で、環境負荷軽減の観点から屋根面に太陽光発電の設置を検討。十分な寒冷地・積雪対策を講じる計画。

提供元:日本流通新聞×foredge

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