地域に開かれた物流施設、日本GLP アルファリンク相模原1竣工

地域に開かれた物流施設、日本GLP アルファリンク相模原1竣工

日本GLP(帖佐義之社長)は、神奈川県相模原市に地上6階建て延床面積33万1343平方㍍の物流施設「GLPアルファリンク相模原1」を竣工した。4棟で総延床面積167万3473平方㍍という大規模開発プロジェクトの第一棟目。ギオン、佐川急便、西濃運輸など10数社以上の入居が決定している。
「アルファリンク」は、「創造連鎖する物流プラットフォーム」をコンセプトに、従来の物流施設における効率化・最適化を超えた新たな価値や事業の創造拠点となる施設づくりを目指している。9月16日に竣工式を行った「流山8」(千葉県流山市)に続き「相模原1」も24日に竣工式を行い2棟が完成した。
「相模原1」施設内の5階部分に設けたターミナル区画には、佐川急便、西濃運輸が入居。佐川急便は各テナント企業に従来のカットオフタイムよりも遅い時間で集荷時間を設定し、とくにEC企業には利便性、出荷・集荷の効率が向上する。
西濃運輸もターミナル区画を利用する顧客には、従来よりも遅い時間での出荷や、早い時間帯での配達に対応できるメリットがあり、入居企業からの出荷も期待できるとしている。
1階部分には冷凍冷蔵設備を備えた倉庫スペースを整備。ギオンが入居し、3温度帯に対応した拠点として利用する。
施設の従事者に加え一般にも利用できるよう敷地中央に、環状にデザインされた直径約90㍍の共用棟「リング」を開設。カフェ、コンビニ、レストラン、カンファレンスルーム、託児所、シャワールームが入り、多目的コートも開設する。
歩廊、ペデストリアンデッキで全棟をつなぐことで歩車分離し、快適で安全な移動が可能。人々の交流、ビジネスの創出を促し、地域に開かれた物流施設を目指する。
ビルやオフィスなどの空間を〝人間の健康〟の視点で評価・認証する「WELL認証」の予備認証を物流施設で初めて取得した。
立地は圏央道相模原愛川ICから約4・3㌔㍍プロジェクト全体では2棟目が10月、3棟目が2022年11月、4棟目が23年5月の竣工予定。

提供元:日本流通新聞×foredge

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