【物流日記】日本最大級のサービスエリア SA・PAの違いは?

【物流日記】日本最大級のサービスエリア SA・PAの違いは?

新型コロナウイルス感染症の流行に伴い、EC市場の拡大もあり物流量は増加しました。長距離の配送業に従事されているドライバーの方々も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は日頃よりドライバーの皆様の憩いの場である「サービスエリア」そして「パーキングエリア」の店舗営業時間や設備などにフォーカスしました!
(以下サービスエリアはSA、パーキングエリアはPAと表現します。)

しかし中の人、SAとPAの違いとは?と疑問を持ちました。
高速で車を運転すれば疲れが溜まってくるかと思います。そこで疲れや緊張をとったりトイレ休憩などを行う施設として、SAとPAが存在しますが、明確な区別をするのは難しいそうです。

SAは、人と車が必要としているサービスを提供できる休憩施設で、トイレや休憩所、駐車場やガソリンスタンド等を備えています。ただ例外としてレストランが無いSAやガソリンスタンドが無いSAもあります。
一方で、PAは、ドライバーの皆さんの疲れや緊張をとるためのサービスを提供している休憩施設になります。トイレは全てのPAにありますが、売店やガソリンスタンド等は必ずしもあるわけではありません。逆に売店が充実していたり、ガソリンスタンドが設置されているPAもあるため、規模や併設する施設だけではSAとPAを区別することは出来ないようです。
SAやPAは高速道路をドライバーの方が安全・安心にご利用していただくために、基本的にPAはだいたい15km間隔に一つ、SAは50km間隔に一つを目安に設置することになっています。敷地面積や施設・設備でSAとPAの違いがあるかと思っておりましたが、これを踏まえて人気や注目のSAとPAを独断と偏見でピックアップさせていただきました!

まずは言わずと知れた神奈川県唯一のSAである「海老名サービスエリア」ですが、なぜこんなにも認知度が高いかというと1日の利用者数は上下線合わせて全国で最も多く、敷地面積・併設施設ともに日本最大級のSAであるからです。

同じく東名高速道路に存在する「足柄サービスエリア」の方が広いと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、なぜなら駐車スペースが日本で一番広いSAになるからです。
温泉や宿泊施設やコインランドリーなど設備が充実しており、利用経験のある長距離ドライバーの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そしてNEXCO東日本最大級のSAである「Pasar 蓮田」は、2019年に元来の蓮田SAより拡大しドライバーの利便性向上を目指し、日々進化を続けています。
大型車を含む駐車マスを増やし、一般道から徒歩でも入れるため地元の人たちも多く利用しているそうです。青果、精肉、鮮魚が集まった「旬撰市場」もあるので、日々のお買い物もでき地域の特産品も購入出来るなど賑わっているようです。

負けず劣らず西日本最大級の「宝塚北サービスエリア」も2018年に新名神高速道路にてオープンしました。南欧風の景観をイメージした「宝塚モダン」でお洒落かつ、スマートインターチェンジが設置されており、ここで高速を降りることもできます。さらに「ウェルカムゲート」で、一般道からもサービスエリアを利用できるため非常に便利です。

さらに山口県の「壇之浦パーキングエリア」も、PAながらフードコートや宿泊施設などドライバーの方が一息つける設備が充実しています。
駐車場スペースの広さや施設の充実度といったところで、ドライバーの方それぞれのお気に入りだったり穴場スポットなどがあるんでしょうね。

ドライバーの皆様の安全の為にもSA・PAは多くの設備やサービスを備えておりますが、冒頭でも触れました新型コロナウイルスの流行の影響で営業時間や使用人数の制限などもあるかと思います。
お食事のタイミングやメニューの選択肢の幅などを心配しておりましたが、SAとPAはトラックドライバーの皆様にとっても心と体を癒す素敵な場所だということがわかりました!
そしてご自身の疲労やガソリンの減り具合なども踏まえて、適宜休憩出来る場があるからこそ、日々物流が止まることなく日常を送ることが出来ていると改めて有難いと感じました。

今後も「物流たまてばこ」のコンテンツとして、物流業界の最新情報を発信していきますのでチェックしてみてくださいね!

日本流通新聞 トラックマンジョブ