高次元でSDGs実現を、セイノーHD・福通が共創

高次元でSDGs実現を、セイノーHD・福通が共創

福山通運(小丸成洋社長)とセイノーホールディングス(田口義隆社長)は4月26日、SDGs(持続可能な開発目標)の実現を目的に、これまでの業務提携の取り組みの幅を広げた共創を進めていくこと、また、同じ志を持つパートナーを募り、より大きな推進力に繋げていくことで合意したと発表した。分科会を設置し今年度は6項目について検討を進める。

業務提携の取り組み広げる、分会会設置今年度6項目

持続的な社会の実現を目的に、社会課題解決に向けて事業戦略を展開する企業が増加する中、個社単体での取り組みでは限界がある。
2013年3月から業務提携を行っている両社は、取り組みを共有し、それぞれが持つノウハウの導入や共創を推進させることが、高い次元でSDGsを実現するためには必要と判断した。
多くの企業や団体とともに、輪になってSDGsを実現していくための共創を進めていく。
これまでの業務提携は、「大規模災害発生時における相互協力に関する協定」と「エコデリバリーの提供」に関するもの。
これに対し今年度で6項目を検討する。
SDGs目標にある「気候変動に具体的な対策を」(目標No.13)として、ブロックトレイン、ダブル連結トラックの共同運行や、トラックのEV化を促進するためのEVステーションの共同利用について検討する。
「住み続けられるまちづくりを」(目標No.11)では、過疎地域におけるドローン輸送を、「働きがいも経済成長も」(目標No.8)では、DXを活用し、顧客の利便性向上や効率化につながる出荷支援システムの連携を図る。
さらに「すべての人に健康と福祉を」(目標No.3)では交通安全教育の共同実施、「人や国の不平等をなくそう」(目標No.10)ではウクライナの戦争避難民救済のための人道支援を行う。

提供元:日本流通新聞×foredge
By:物流たまてばこ

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