ＣО２削減・省人化を可視化、海上輸送・予約システム導入
センコー（杉本健司佐長）は、ＣО２排出削減量と省人化時間を可視化した「物流バス」予約システムのサービス提供を九州→関東便で９日から開始した。川崎近海汽船の大分〜清水航路を利用した「10トン陸送車代行輸送」を新たにメニューに加えたもの。
路線バスのように気軽に利用できる新たな長距離輸送サービス「物流バス」を昨年４月から運行している。
今回、簡単にウェブで予約できるシステムを導入するとともに、物流バスのメニューである、「20トントレーラ貸し切り」「積み合わせスペース販売」と今回提供する新サービス「10トン陸送車代行輸送」の利用によるＣО２削減量と省人化時間を予約画面で確認できるようにした。
九州〜関東間の片道陸送と海上輸送では約61％のＣО２削減（大分港〜清水港間相当距離の陸送比）と約20時間の省人化効果が見込める。
九州から関東方面へのトラック輸送で主力の10トン車の代行輸送手段として、20トンシャーシに貨物を積み替えて海上輸送する。大分港を23時に出港、清水港に翌日19時入港のルート。
トラックの長距離走行の削減策として２０２４年問題への対応を行い、物流業界全体の脱炭素化、省人化の実現を目指す。
今後は九州→関西、関東・関西→九州、関東⇔関西間などで予約システムのサービスメニューを拡大させ、輸送エリアの拡大と同システムの普及を図る。
提供元：日本流通新聞×foredge
By:物流たまてばこ
