3大都市圏 需要増で上昇けん引 仕分け「作業」など

3大都市圏 需要増で上昇けん引 仕分け「作業」など

8月のアルバイト・パート平均時給は、コロナ禍による新生活様式の広がりで需要が増えている「物流」や人手不足が続く「介護」の上昇がけん引している。リクルートジョブズがまとめた8月の三大都市圏(首都圏、東海、関西)のアルバイト・パート募集時平均時給調査によると、「製造・物流・清掃系」平均時給は3大都市圏平均で1074円と前年同月に比べ20円(1・9%)増加した。
3大都市圏の物流系を職種別みると、倉庫内の仕分けなど「物流作業」は1087円(前年同月比27円/2・5%増)、フォークリフト等オペレータの「構内作業」は1261円(同22円/1・8%増)と上昇した。ドライバー職は「配送・デリバリードライバー」が1086円(同14円/1・3%増)、「中型・大型ドライバー」は1169円(同26円/3・3%増)と1170円台に乗迫った。
首都圏エリア(東京・神奈川・千葉・埼玉の1都3県)では、「物流作業」が1131円(前年同月比34円/3・1%増)、「構内作業」が1283円(同38円/3・1%増)と3%台の上昇となった。「配送・デリバリードライバー」は1128円(同19円/1・7%増)の微増だったが、「中型・大型ドライバー」は1204円(同35円/3・0%増)となり、1200円台に乗せた。
東海エリア(愛知・三重・岐阜・静岡の4県)をみると、「物流作業」は1001円(前年同月比7円/0・7%増)で「1000円」台に届いた。また、「構内作業」は1171円(同7円/0・6%増)の微増にとどまった。ドライ—職では「配送・デリバリードライバー」が1037円(同3円増/0・3%増)だったが、「中型・大型ドライバー」1066円(同▽75円/6・6%減)と大きく前年を下回った。
関西圏エリア(大阪・兵庫・京都・奈良・滋賀・和歌山の2府4県)は、「物流作業」が1051円(前年同月比11円/1・1%増)と微増ながら1050円を突破したが、「構内作業」は1268円(▽7円/0・5%減)と前年同月を下回った。ドライバー職では、「配送・デリバリードライバー」が1050円(同3円/0・3%増)にとどまったものの、「中型・大型ドライバー」は1193円(同128円/12・0%増)と大きく伸びた。

提供元:日本流通新聞×foredge










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