11月の物流系アルバイト・パート時給
リクルートの調査研究機関「ジョブズリサーチセンター」(JBRC)が14日発表した11月のアルバイト・パート募集時平均時給調査によると、三大都市圏の平均時給は前年同月比16円増の1108円となった。9月から3カ月連続で、2006年1月の調査開始以来の過去最高額を更新した。職種別では、製造・物流・清掃系も同26円増の1117円と2カ月連続で過去最高を更新。物流業は年末繁忙期に向けて募集を強化しており、人材需要の高まりから時給も上がっている。
物流作業前年42円増、大型ドライバー41円減
3大都市圏の物流業を職種別にみると、「物流作業」は1150円(42円/3・8%増)となり、フォークリフト等オペレータの「構内作業」が1280円(7円/0・5%増)。ドライバー職では「配送・デリバリー」が1112円(20円/1・8%増)と上昇したが、「中型・大型ドライバー」は1134円(△41円/3・5%減)だった。
【首都圏】物流作業は1202円(41円/3・5%増)、構内作業も1306円(8円/0・6%増)と上昇。ドライバー職で配送・デリバリーが1167円(25円/2・2%増)だったが、中型・大型は1172円(△42円/3・5%減)と下落した。
【東海圏】物流作業は1087円(57円/5・5%増)、構内作業も1192円(27円/2・3%増)と上昇。一方、ドライバー職は配送・デリバリーの1039円(9円/0・9%増)に対し、中型・大型は1088円(△9円/0・8%減)だった。
【関西圏】物流作業は1099円(43円/4・1%増)、構内作業が1289円(14円/1・1%増)と上昇。ドライバー職は、配送・デリバリーが1074円(8円/0・8%増)と前年を上回ったものの、中型・大型は1121円(△73円/6・1%減)と大幅に減少した。