トライクカーゴ本格導入、佐川急便

トライクカーゴ本格導入、佐川急便

佐川急便は、豊田TRIKEと共同開発を進めてきた業務用電動アシスト自転車「トライクカーゴ」について、全国60営業所で計155台を順次導入する。
昨年3月から営業所の複数拠点でトライアルを開始し、実用化へ検証を行ってきた。取り回しを安易にするため車体を軽量化するなど改良し、安全性の担保や集配業務の効率化に一定の効果が見込め本格導入するもの。
従来使用していた電動アシスト自転車と比べ、荷重の影響を直接車体に受けない牽引タイプを採用し、積載可能重量が30㌔㌘から150㌔㌘へと大幅に増加。牽引部分には台車を直接搭載できるため、積み替え作業を軽減する。一度に運べる量が増えたことで集配拠点を何度も往復することを減らし、一人当たりの集配エリアの拡大で生産性向上にも繋がる。
パワーユニットにシマノ製の業務用アシストモーターを搭載するとともに変速機を採用し、重い
荷物を載せても大きな漕ぐ力を必要とせず走行できる。女性や運転免許未保持者など幅広い人材の活用が期待できる。  
さらにトラックに代わる輸送方法で走行時にCО2を排出しない環境に配慮した輸送を実現する。

提供元:日本流通新聞×foredge

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