ドライバーの疲労軽減、UDトラックス アクティブステアリング搭載
UDトラックスは、ドライバーの運転環境改善へ、大型トラック「クオン」に快適で安定したステアリング感覚を実現する「UDアクティブステアリング」機能を搭載し1日から販売を開始した。
従来の油圧式ステアリングギアの上部に新たに搭載した電気モーターによる支援機能。電子制御ユニット(ECU)が1秒間に約2000回の頻度で様々なセンサーから運転環境を感知して走行方向とドライバーの意図を判断。あらゆる走行条件下でドライバーの運転操作をサポートする。
後退・右左折・旋回などの低速走行時には取り回しが軽く、速度が上がるにつれてステアリングの安定感が増す。積み荷や路面状況、横風などにも左右されないステアリングを実現し、疲労軽減と安全に寄与する。
実証実験で搭載車のほうが運転時のストレスが低く過度な集中力を必要とせずに操作できることを確認。腕の力をより楽にして操作を行え、特に駐車時や路面の凹凸が激しい道路を走行する場合は筋力を使わずにハンドル操作ができる。
同社が6月に物流企業の経営者とドライバー計400人を対象に実施した意識調査では、経営者の7割以上が「ドライバー不足」を実感し、解決策として労働時間の最適化や給与改善に次いで、「若年層ドライバーの採用強化」と「健康管理」を挙げる。ドライバーの大半が性能の良い疲れにくいトラックの導入を希望しており、特に20−30代若手ドライバーは全員が導入を希望していることが分かった。
提供元:日本流通新聞×foredge