建築資材の再資源化、SGムービング/SGエコープ活用
SGムービング(角本高章社長)は10日、主に製造業で使用されている廃棄物一元管理システム 「SGエコープ」について、建築資材の再資源化への提供を始めたと発表した。建新(神奈川県横須賀市、グーン(横浜市)による 「環境活動に係るパートナーシップ」 に対し提供するもの。
SGスコープは昨年8月から販売を開始した廃棄物の処理プロセス全体を管理するプラットフォーム。主に製造業で不要となった容器や製造過程で排出された産業廃棄物の管理に使用されていた。建築資材の再資源化へ活用されるのは初めて。
建新は、住宅などの解体工事をARTIC ALに委託しており、同社の解体工事で発生した木材・プラスチックなどの建築資材は廃棄されていたが、 パートナーシップの締結によりグーンの鳥浜工場で再資源化の処理が行われる。
複数の事業者が関わることで資材の量やそれらの処理によって発生した廃棄物の管理が煩雑になるが、SGスコープの導入で処理プロセス全体を一元管理できる。
SGスコープは収集運搬業者の選定を始め契約書管理、発注、トレース、マニフェスト交付など排出企業の廃棄業務全般の一元管理や、 品目・事業場毎の排出実績を分析する機能を備える。