首都高 経済効果900億円 外環(千葉区間)開通
首都高速道路は、2018年に東京外環自動車道・三郷南IC~高谷JCTの千葉区間と国道298号が開通し5年経ったことを機にこのほど整備効果をとりまとめた。
経済効果は、市川市や松戸市、船橋市の沿線自治体を中心に毎年900億円見込まれるとした。経済の好循環に伴い消費需要も増加するとしてその効果は年1600億円に達しているとした。
また、今後首都圏3環状道路が完成すれば、年約1兆円の経済波及効果が見込めるとした。
工業地地価は30%上昇し、固定資産税や運輸業・郵便業の従業員数は約5%の増加が見られた。
移動時間の短縮も実現した。高谷JCTから三郷JCTの所要時間が約20分短縮したほか、首都高事故の際は8割が迂回ルートとして利用し約52分短縮できた。
物流施設関係者の声として、配送時の所要時間が15~20分程度短縮したことや、目的地への遅延回数が減少したことを紹介している。