ベトナム経済概況を説明、物流連 海外物流戦略WT会合

ベトナム経済概況を説明、物流連 海外物流戦略WT会合

 日本物流団体連合会(物流連、真貝康一会長)はこのほど開催した今年度の第1回「海外物流戦略ワーキングチーム会合」で、日本貿易振興機構(ジェトロ)の庄浩充氏を講師に招き、「コロナ禍以降のベトナムの経済概況と日系企業動向」と題し講演を行った。
 一般概況、経済動向、進出日系企業動向について詳細なデータを用いながら、同国の物流インフラ状況について、今後整備される予定の港湾、空港、高速道路や鉄道構想に関して説明した。
 経済動向ではGDP成長率はコロナ禍でもプラス成長を維持しており、
2022年は8%と高い成長率で、これは外需(製造業の輸出)の伸びに加え、内需の大幅回復が要因であると説明。日本企業の進出状況では多様化する投資環境に合わせた投資をすべきであると解説した。
 同会合は物流事業の海外展開に関する課題を官民連携で検討するもの。今年度のワーキングチームは、物流業界のグローバル化を進める上で重要な「ベトナムの物流事情」について調査を行うこととしており、現地への実地調査を予定している。

日本流通新聞 トラックマンジョブ