トレーラー運転手になるには?仕事内容と給料事情を徹底解説!

トレーラー運転手になるには?仕事内容と給料事情を徹底解説!

こんにちは「物流たまてばこ」編集部の小野です!
トラックドライバーと言ってもトラックの大きさなど様々で、ドライバー求人にはトラックドライバー以外の職種もあります。
その中でも特徴的で目を引くのが「トレーラー運転手」です。

特徴として、トレーラーはトラックと異なり前の車両と後ろの車両が連結機構により繋がっています。
またトレーラーはトラックよりも一度に大量の荷物を運ぶことができます。
そのため大きな都市から地方の拠点まで、長距離運行することも多く、その需要も高いためドライバー職の中でもトレーラー運転手は「花形」と位置づけられています。

人気の職種にはなりますが、すぐになれるものではないため、事前に必要な資格やお仕事内容や給料面を把握する必要があります。
今回は「トレーラー運転手」について、皆さんが気になっているであろう点を解説します!

■トレーラー運転手の仕事内容は?

トレーラー運転手はトラックでトレーラーをけん引して荷物を運送します。
トレーラーとは、トラクター(トレーラーヘッド )と呼ばれる車によって、牽引して動かす車両のことを指します。
一般的に、「トレーラー」と「トラクタ」をセットにした状態をトレーラーと呼び、トラクタとトレーラーが分離できる構造となっているため、重たい大量の荷物を運搬するお仕事となっています。

仕事内容は海外から運ばれてきたコンテナ、ガソリンが入っているタンクローリー、車を積載出来るキャリアカーなど様々な荷物を運搬します。
どの仕事も共通して長距離運転となることがほとんどで、荷積み・荷降しの作業を手伝う場合もあります。

また、労働時間は待機時間も含め1日13時間が基準になりますが、場合によっては16時間までの拘束が認められています。
ただし、15時間以上の拘束は週に2日までで、休憩時間については4時間毎に30分の休憩を取らなければなりません。 

更に休息期間の基準も設けられており、休息期間とは勤務終了後から次の勤務につくまでの時間のことをいいます。
この時間は分割することが出来ず、連続で8時間以上取らなければいけません。
休日については、休息期間+24時間と規定されており、休日はいかなる場合も30時間を下回ってはいけません。
【オススメ案件】車両別トラックドライバーのお仕事内容(小型・中型・大型トラック)

■トレーラー運転手になる為に必要な資格

トレーラー運転手になる為には、2つの免許が必要になります。
1つ目はトラックを運転するために必要な大型一種免許で、2つ目は牽引免許です。
牽引免許は満18歳以上で取得することが出来ますが、
大型一種免許は、満21歳以上で普通車免許または中型免許か大型特殊免許を取得し、その免許経歴が通算3年以上が取得条件となります。
牽引するトレーラーが大型の場合は大型一種免許が必要となり、牽引する荷物が危険物である場合は危険物取り扱い者の資格が必要になる可能性があります。

ドライバー職の中では高度な運転技術が必要となるトレーラー運転手ですが、運送業界全体が人手不足であること、加えてドライバーの高齢化が進み未経験でも十分就職出来る可能性があります。
【ライセンス別】運転可能な積載量、トラックの種類解説

■トレーラー運転手の給料事情

トレーラー運転手の平均給与を雇用形態および年代別にご紹介します。
トレーラー運転手の平均年収は426万円で、月給で35万円、平均賞与は32万円程度が相場です。

業界や運搬物によっても平均年収は異なります。
・海上コンテナ:平均年収477万円
・鋼材:平均年収455万円
・一般牽引:平均年収442万円
・未経験ドライバー:平均年収426万円

年齢別の平均年収は以下のようになります。
・20~24歳:平均年収386万円
・25~29歳:平均年収410万円
・30~34歳:平均年収447万円
・35~39歳:平均年収464万円
・40~44歳:平均年収478万円
・45~49歳:平均年収478万円
・50~54歳:平均年収472万円
・55~59歳:平均年収461万円

企業の規模によっても平均年収は変わるため、求人をチェックする際に参考にされてください。

■トレーラー運転手の求人を探すならトラックマンジョブ

トレーラー運転手の運搬物国内外関係なく、物流が人々の生活を支えています。
国内の輸送はトラックとトレーラーがほとんどを占めており、国内貨物総輸送量は44億トンで全体の91.5%になります。
会社の正社員として業務を行うトレーラー運転手ですが、運行手当や長距離手当、資格手当なども付きやすく、努力すれば稼げることもやりがいの1つとなりますとなります。

またトレーラー運転手は運転時間の他に拘束時間があり労働時間が長いイメージがありますが、企業単位においてもドライバーの安全に考慮し働きやすい環境作りを徹底していらっしゃいます。
詳細はトラックドライバー求人サイト「トラックマンジョブ」で求人情報を確認されてくださいね!
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■まとめ

今回はトレーラー運転手のお仕事内容などについて解説しました!

普通のトラックとは違い、トレーラーを牽引するトレーラー運転手は、連結すると全長が20mを超える車体を運転するため、見た目の大きさはもちろん高い運転技術が必要となるためドライバー職の「花形」のお仕事である事がわかりました!

トレーラー運転手になるには、大型一種免許やけん引免許が必須となりますが、慢性的な人手不足もそうですが、2024年問題を見据えて働き方は大きく改善されてきており、女性のトレーラー運転手もいらっしゃいますし、企業によっては未経験でも就職が可能です。
拘束時間が長く、体力面も必要な仕事ではありますが、運送業界の中でも給与は比較的高水準になり、やりがいも感じられる職種になります。

多くのドライバーの憧れである「トレーラー運転手」に興味を持っていただけると嬉しいです!
今後も「物流たまてばこ」のコンテンツとして、物流業界に関わる最新情報や物流業界でのお仕事に役立つ情報なども発信していきますのでチェックしてみてくださいね!

日本流通新聞 トラックマンジョブ